2014

(株)福岡エネルギーサービス
 

未利用エネルギーで、地域の業務ビルを冷暖房

 
 福岡天神地区の再開発が動きだしました。同地区では今後の10年間で30棟のビルが建て替わると温室効果ガスの排出量は50%増加すると計算されています。気候変動にともなう温暖化対策として環境まちづくりの視点から天神地区でのエネルギーの共同供給は効果的な施策として注目されているところです。
 
 そこで、平成7年から海水の未利用エネルギーの有効利用で熱供給事業を展開する(株)福岡エネルギーサービス(九電、西部ガス2社で出資)の施設を視察しました。同社はシーサイドももち地区の20施設に冷暖房用の熱エネルギーを供給しているほか、西鉄福岡駅ビルや下川端地区のリバレイン、ホテルオークラにも供給しています。
 
 シーサイドももち地区ではNECと日立のビル地下に供給施設があり24時間稼働。同地区への供給計画の半分程度の稼働に留まっていますが、約20年間の事業展開で利益を生み出しているそうです。
 
わたしは、天神地区の再開発を視野に入れて温暖化対策を講じるならば、未利用エネルギーの活用は検討の余地があるのではないかと同社幹部に質問。
「天神都心では地下鉄の熱エネルギー利用が考えられる」と答えてくれました。
 

(株)福岡エネルギーサービスの熱供給施設(早良区百道浜)

(株)福岡エネルギーサービスの熱供給施設(早良区百道浜)