2014
 

寄稿「森友・加計」に見る安倍政治の素顔

 
民進党 福岡3区 総支部長、元衆議院議員 山内 康一さん(43才)
 
 森友・加計の2つの学園物語が、安倍政治の性格を表しています。安倍政権の「教育再生」は、①戦前回帰型の思想教育(道徳教育、愛国心教育)、②新自由主義的な市場原理の教育現場への導入、の2点が特色です。教育勅語を暗唱させる森友学園は、戦前回帰型の右派のお友だち優遇。規制緩和の加計学園は、新自由主義的なお友だち優遇。どちらも安倍総理のお友だちへの補助金ばらまきの利益誘導です。政治の私物化、教育行政の私物化です。
公平性の観点からも、教育の質の観点からも問題です。
 
 加計学園問題では元文科事務次官と官邸が対立しています。首相補佐官が「総理の意向」をふりかざし、文科省に「忖度(そんたく)」をせまる構図は異様です。安倍政治では官邸主導で何でも決まり、各省庁の出番は少ないです。官邸の秘書官や補佐官が絶大な力を持ち、各省庁の役人をアゴで使い、江戸時代の「側用人政治」のようです。側用人が「官邸の意向」という印籠を出すと、他省庁の役人は「ははっー」とひれ伏し、「忖度」せざるを得ません。安倍官邸を牛耳るのは、経産、警察、国交の「3K」官庁の出向者です。経産省主導の原発再稼働、警察主導の共謀罪、国交省主導の公共事業ばらまき等が進んでいます。しかし、「3K」以外の官庁はおもしろくありません。前川元事務次官の反乱も文科省の抵抗かもしれません。安倍政権の霞が関支配に亀裂が見え始めました。
 
〈文責 山内 康一〉
 
 
Profile

    山内 康一さん

    山内 康一さん

1973年 福岡県筑紫野市生まれ

1992年 福岡県立筑紫丘高校 卒業

1996年 国際基督教大学(ICU)教養学部卒業

1996年 国際協力事業団(JICA)

2000年 NPO法人ピースウィンズ・ジャパン
    (アフガニスタン事務所長等)

2004年 ロンドン大学 教育研究所 修士課程修了

2005年〜2014年 衆議院議員(3期連続当選)