2014

明らかとなった高島市長の不都合な事実!

 

達成もされず、存在もしていない「経済成長と生活向上の好循環」
議会最後の代表質問で(2/26)

 
 高島宗一郎市長は、安倍政権の経済政策アベノミクスと歩調を合わすかのように、「成長の果実を生活の質向上に」「アジアのリーダー都市に」を政治スローガンに掲げた成長路線の旗を振り続けてきました。しかし、初当選以来8年間、市長から発せられる「華やかな成果」「際立った動き」を見続けてきましたが、肝心の市政目標である「成長果実を生活向上に回す好循環」というものが、実感できないのは私たちだけではないと思います。市長の掛け声とは裏腹に、「さっぱり実感がない」とする市井の声は少なくはありません。
 
 そこで、そもそも基礎自治体の財政レベルでどれほどの「成長の果実」を「生活の質向上」に回すことができるのか、わたしはずっと疑問でありましたので、原点に立ち返って、事実確認のために質問しました。
 
 その結果、福岡市経済力の本当の力が分かってきました。人口は伸び続け政令市中5位だが、市内総生産は4位、一人当たり市内総生産は3位と、福岡市の成長の勢いを印象付けるものの、豊かさを客観的に可視化するために市民への分配を見ると、市民所得は4位、一人当たりの市民所得は3位と順当に見える陰で、多数の福岡市民に係わる、肝心の市民雇用者報酬が7位、一人当たりの市民雇用者報酬は6位に落ち込んでいることを見過ごすことはできません。さらに、市民一人当たりの市内総生産は、10年間でマイナスとなり、人口増を本市の経済成長に活かしきれていない事実が明らかとなりました。
 
 ここから、相対的に低い賃金で雇用吸収し、人口増を支え続ける構造が福岡市に見えてきます。「豊かさを実感できない」という市井の声は全くもって当然です。高島市長の政策目標とする「成長の果実を生活向上に回す好循環」は達成もされず、存在もしていないという「不都合な事実」が浮き出てきました。